常緑広葉樹/サザンカ(山茶花)

サザンカの基本情報

【分類】ツバキ科 ツバキ属

【別名】ヒメツバキ/コツバキ/コカタシ/カタシ

【成長】やや遅い

【移植】簡単

【高さ】1m~10m

【形態】単幹/垣根

【花色】白、ピンク、赤

【開花期】10-4月

【剪定適期】3-4月

サザンカの特徴

サザンカは冬の代表的な花木。

11月から3月にかけて開花する。

花が咲く垣根を作ることができる。

花の終わりにツバキが花ごと落ちるのに対して、サザンカは花びら単位で落ちる。

ツバキに比べればやや寒さに弱いものの、根付いてしまえば耐寒性はある。

サザンカという名前はツバキの漢名であるサンサカ(山茶花)が転訛したもの。

ツバキとの交雑で品種は数限りなく、区別が難しいものも少なくない。

ツバキの花は香りがないが、サザンカの花は微かに香る。

サザンカの育て方

日陰にやや強い。

排気ガスに強い。

成長が遅めで手間が少ない。

チャドクガの被害に遭いやすい。

花後の掃除がやや面倒

サザンカの剪定方法

最終的な樹形を意識しながら、枝の先端に葉が残るよう葉のすぐ上を切り取ります。

強い剪定を行うと、翌年花が咲かなくなることがあるので、 伸びすぎている枝や混み合っている枝を切り取る程度。

椿に比べて枝が密生することから、チャドクガの幼虫が発生しやすくなります。

背中に黒い斑点のある幼虫で、触るとかぶれることがあるので気をつけてください。

サザンカの剪定時期

剪定は、花が終わった後から新しい花芽が形成されるまでの3~4月に行います。

栽培環境

  • 半日陰が適地
  • 極寒地にはツバキ以上に適さない

花の咲かない要因

  • 水不足
  • 水、肥料過多
  • 木が若い