病害虫/ウメの病害虫対策

症状: 赤褐色で光沢ある球形のものが幹につく
原因: タマカタカイガラムシ
	
4-5月に現れる、硬い球形に成熟した雌の成虫や、その後発生する幼虫が吸汁加害。
対策: 「マラソン乳剤」を散布。 枝ごと剪定処分。
症状: 葉が白く透かし状になる
原因: ヒロヘリアオイラガ
	
年二回発生し、若い幼虫が葉裏に群生。
対策: 枝ごと剪定処分。 登録薬剤なし。
症状: 葉に輪紋が現れ、花弁がまだらになる
原因: 輪紋病(ウイルスによる伝染病)
	
葉にドーナツ状の輪紋が現れ、花弁には薄赤色の斑入り症状が出る。 いったん発病すると治すことはできない。
対策: 発病の恐れがある場合は最寄りの植物防疫所に連絡。
症状: 新芽、新葉が糸でつづられている
原因: ウスアトキハマキ
	
ハマキムシの仲間の害虫で、頭が黒い淡黄緑色の幼虫が、口から吐き出す糸で葉をつづり合わせ、その中に隠れて葉を食害。
対策: 「スミチオン乳剤」を散布。
症状: 枝や幹に丸くて白い貝殻状のものがつく
原因: ウメシロカイガラムシ
	
年三回発生する固着性のカイガラムシ。 多発すると幹がほとんど覆いつくされることがあり、美観を損ねるうえ、樹勢も著しく衰えます。
対策: 「マラソン乳剤」を散布。
症状: 黒色の斑点がある
原因: 黒星病(カビによる伝染病)
	
進行すると果実が裂ける。
対策: 「ベンレート水和剤」を散布。
症状: 葉に小麦をまぶしたような白いカビが生える
原因: うどんこ病(カビによる伝染病)
	
発病した葉の上にできる胞子が風で飛散して、次々に周囲に蔓延していきます。
対策: 「ベニカマイルドスプレー」を散布。