病害虫/サクラの病害虫対策

症状: 葉が網状の糸で覆われて褐色になっている
原因: アメリカシロヒトリ
	
五月に成虫が産卵して食害。
対策: 「ベニカS乳剤」を散布。
症状: 葉が褐色に変色し木の下が赤褐色に汚れている。
原因: モンクロチャチホコ(蛾)
	
八月に発生する成虫が葉裏に400個以上卵を産み、孵化した暗赤色の幼虫が群生して葉を食害します。 食害された葉が淡褐色のかすり状に変色したり、落ちたフンで地面が汚れます。
対策: 枝ごと剪定除去。 「ベニカS乳剤」散布。
症状: 幹からフンやヤニがでている
原因: コスカシバ
	
樹幹に潜入する食害性害虫。 年一回発生し、5-9月に成虫が樹皮の裂け目などに産卵し、六月から順次孵化する幼虫が浅い樹皮の下に食入します。
対策: 虫フンのみ出ている場合は比較的浅い所にいるので、表皮を木づちでたたいて退治する。 虫フンの混じったヤニがでていたら、降雨後に柔らかくなった樹皮をナイフで削って捕殺する。 「住化スミパイン乳剤」散布。
症状: 枝にウズラの卵に似たものがついている
原因: イラガ
	
五月ごろに繭から現れる成虫が葉裏に産卵し、孵化した黄緑色の幼虫が葉表を残して食害します。
対策: 「トワロー水和剤CT」散布。
症状: 葉が糸でつづられ中に虫がいる
原因: ハマキムシ
	
年複数回発生し、幼虫が口から吐き出す糸で葉をつづり、その中に隠れて食害します。
対策: 「ディアナSC」散布。
症状: 葉が縦方向に縮れて巻き中に虫がいる
原因: サクラコブアブラムシ
	
春に新梢の先端の葉裏に寄生して汁を吸います。
対策: 「スミチオン乳剤」散布。