病害虫/ツツジの病害虫対策

症状: 葉の緑色が抜けて白くかすり状になっている。
原因: ツツジグンバイ(葉裏に寄生して汁を吸う害虫)
	
年3-5回発生するツツジの主要害虫。 乾燥すると発生しやすく、梅雨明け後からの被害が多い。
対策: 「オルトラン液剤」を散布。
症状: 葉が縁から食害されて葉脈だけになっている。
原因: ルリチュウレンジハバチ
	
ツツジ類に寄生するハチの幼虫で、年三回発生します。 掣肘は葉縁に尾部の産卵管を入れて1粒ずつ産卵し、葉縁が褐色になってゴマ粒のように膨らみます。
対策: 「オルトランC」を散布。 薬剤に弱い。
症状: 葉に褐色の斑点がいくつも発生している。
原因: 褐斑病
	
ツツジの主要な病気で、被害を受けた部分で胞子がつくられ、風雨によって周囲に飛散して伝染します。 雨が多く湿度が高いと発生。 新葉には七月ごろから斑点がつき始め、、冬になると斑点の周りから黄色く変色し、翌春に褐色の斑点を残して葉全体が黄色くなります。 5-6月に次々に落葉し、光合成の活動が低下して著しく衰弱します。
対策: 「ダコニール1000」を散布。 被害葉を摘み取って処分。
症状: 葉に白いカビのようなものがある
原因: うどんこ病
	
雨が少なく冷涼で乾燥した環境で発生。 病葉にできる胞子が風で飛散して伝染し、葉の上で菌糸や胞子が越冬して、翌春増殖して再び伝染します。
対策: 「モレスタン水和剤」を散布。 被害葉を摘み取って処分。 チッ素肥料をやり過ぎない。
症状: 若い葉がもちのように膨らむ
原因: もち病
	
被害が進むと白いカビに覆われ、黒褐色になって葉が枯れます。 雨が多く、日照不足だと発生しやすく、風雨で胞子が飛散して伝染します。 樹が枯死することはないが花芽が少なくなる。
対策: 「バシタック水和剤75」を散布。 被害葉を摘み取って処分。